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2011年 02月 13日

福岡県大牟田市での行方不明者捜索

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2月10日(木)の発生事案でした。
91歳の、認知症の男性が自宅から行方不明となりました。
地域住民の方、お世話にあたっていたケアマネージャーさん他、市の職員方が3日間捜したそうですが発見できず、九州救助犬協会へ捜索を依頼されました。
目撃情報や遺留品の発見は無く、そしてさらには、捜索場所は車の行き来が多い住宅街で、今回も難しい状況での捜索でした。
今回捜索に参加したのは、9名のハンドラーと救助犬。その中には、初めて捜索に参加するハンドラーと救助犬がいました。

ケアマネージャーさんや市の職員の皆さんから状況説明を受け、現場へ移動し、各の捜索場所へと向かいました。初めて参加したハンドラーは、先輩ハンドラーと一緒に行動し、その捜索やハンドリングを学んでもらうことにしました。

自宅周辺を中心に捜索し、次第に捜索範囲を広げていきましたが、午前中、救助犬の反応は無し。昼食をとりながら午後からの捜索場所を検討し合いました。

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「本人がよく行っていた場所を捜索して欲しい」
「もしかしたらあの場所かもしれないので捜索して欲しい」
「もしかしたら、あそこへ行くためにこの道を通ったかも」

皆さんの、本人への思いが伝わってきます。
ですが、目撃情報が無い状況で、はたして本当にその方向なのだろうか?
過去の経験を頭の隅から引っ張り出して考え、目撃情報が無いなら、そう遠くへ行っていないのではないか?ということ、それを考慮した上で捜索範囲を絞っていくことにしました。

やはりヒントは、「目撃情報が無い」ということでした。
自宅周辺へ戻って捜索していた仲間の救助犬が(残念な結果で)発見しました。

発見した場所は、地域の方が捜していらした場所でもあるし、午前中に救助犬も捜索している場所でもありました。ですので、捜索にあたったハンドラーが、「自分と自分の犬の力不足・・・」「もしかしてあれは反応だったのに私はそれに気がつかなかった・・・」と少し悩んでいるようでもありました。
確かにそうなのかもしれませんが、捜索した時間帯が違えば条件も違ってくるので、それを考えた上でもう一度、違う角度から、と他の仲間が捜索してくれる、何頭も出動してチームで捜索するのはその為ではないか、と答えました。

初めて捜索に参加した仲間達も色んなことを感じてくれたようです。
現場で救助犬による捜索を初めて体験し「凄い!」と思ってくれた仲間、ロングリードでの捜索が難しいと気づき、訓練でやってみますと言ってくれた仲間。。。
私も勉強になりました。。。



PS:先週行った、宮崎県日南市での行方不明者捜索ですが、11日(金)に再捜索を行い、救助犬により行方不明となっていた方を(残念な結果で)発見しています。後日、九州救助犬協会HP内ブログで報告されると思いますのでご覧下さい。



行方不明となっていた方々のご冥福をお祈りいたします。
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by kan-chan1013 | 2011-02-13 21:42 | 出動


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