2011年 02月 18日

認知症の人の捜索に思うこと

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夜勤明けの、早朝。
スタッフ不足で慌ただしい・・・。
ある部屋では、その慌ただしさを感じさせたく無い。
声をかけると、ゆっくり目が開いた。良かった。
冷たくなった手を、蒸しタオルで包んで、その手をしばらく眺めた。
91歳の患者さんで、入院して来たばかりなのに、それが負担になってしまったのか急変してしまった。蒸しタオルで包んだ手をさすりながら、「そういえば大牟田も日南市も、そして、施設に入所している私の祖母も、同じく90歳を超えた方達だ」と思った。


先日の、大牟田市での行方不明者捜索から帰り、主人に「(ご遺体)発見」の報告をしました。以前ならば、(ご遺体でも家族の元へ帰れたことを)喜んでくれていたのですが、この時は違いました。
「生存者を発見せんでどうする」。
確かに、私達(犬)は「死体(遺体)捜索犬」ではありません。
その訓練をすることもありますが、生存者、要救助者を想定した訓練を行っています。
早く現場に入って生存発見を!と思っています。

主人の言葉が頭から離れないまま、大牟田市の行方不明者捜索で使った資料を整理していました。その資料の中の一つに、行方不明者情報提供シートがあり、その提供元が「大牟田地区高齢者等SOSネットワークシステム」というものでした。そういうネットワークがあることを初めて知りました。そして、偶々新聞を読んでいたら、私の住む八代市でも、春からのネットワークの運用が始まるのを前に、先日、「徘徊SOS模擬訓練」が行われたそうでした。さらにネット検索してみると、大牟田市でも「徘徊模擬訓練」も実施されていました。

「徘徊模擬訓練」とは、事故が起こる前に徘徊者を早期発見する訓練で、地域住民が徘徊している認知症の人への声かけ等を学ぶ、というもの。
新聞によると、八代市においても認知症の人は約4千人、年数回「行方不明になった」との市民からの連絡があるそうです。

事故は必ず起こらない、ことはないでしょう。
残念な結果で終わらないように、早期の段階で、私達(救助犬チーム)にもお手伝い出来ると思います。人間の「捜す」+犬の嗅覚で「捜す」で、凄い力になると思います。

大牟田市や日南市の残念な結果で止まってしまわないように。。。
「救助犬の認知度が低い」と認識しているのなら、こちらからのアピールも必要だと。。。
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by kan-chan1013 | 2011-02-18 14:43 | その他のつぶやき


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